あなたは「神奈川の山下ふ頭特設会場ってどんな場所なんだろう？」と思ったことはありませんか？結論、山下ふ頭特設会場は横浜港に位置する港湾施設で、近年は音楽フェスやイベントの特設会場として注目を集めています。この記事を読むことで山下ふ頭特設会場へのアクセス方法やイベント情報、周辺の観光スポットまでわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
Contents
1. 神奈川 山下ふ頭特設会場とは
山下ふ頭特設会場の基本情報と場所
神奈川県横浜市中区山下町に位置する山下ふ頭は、横浜港を代表する港湾施設です。
住所は〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町で、横浜の人気観光スポットである山下公園の海側に隣接しています。
山下ふ頭は、明治維新以降、世界と日本を繋ぐ重要な港湾施設として機能してきた歴史があります。
かつては貨物船の出入りする物流拠点でしたが、近年は再開発が進められており、イベントやライブの特設会場として活用されるようになりました。
普段は一般の立ち入りができない場所ですが、イベント開催時にはゲートが設置され会場として開放されます。
会場となる4号上屋は、日本の高度経済成長を支えてきた時代のアイコンであり、昭和の建築技術の粋を集めた圧倒的なスケール感を持つ建築物です。
山下ふ頭特設会場の歴史と過去の主要イベント
山下ふ頭特設会場は、2019年から本格的にイベント会場として利用されるようになりました。
2019年12月には稲妻フェスティバルが初めて横浜で開催され、大きな話題を集めました。
また、毎年開催される「横浜セントラルタウンフェスティバル（ハマフェス）」の主要会場としても知られており、ダンスや歌などの大型フェスティバル形式でイベントが開催されています。
2019年にはDOBERMAN INFINITYの主催フェスティバルも開催され、約1万人を動員しました。
2024年には「Art Squiggle Yokohama 2024」というアートフェスティバルが7月19日から9月1日まで45日間開催され、若手アーティストの作品展示やワークショップが行われました。
2025年にはMrs. GREEN APPLEのデビュー10周年記念ライブ「FJORD」が開催され、2日間で計10万人を動員するバンド史上最大規模のイベントとなりました。
このように、山下ふ頭特設会場は横浜を代表する音楽フェスやイベントの開催地として定着しつつあります。
山下ふ頭特設会場の特徴と魅力
山下ふ頭特設会場の最大の特徴は、海に面した開放的なロケーションです。
横浜港の美しい景色を背景に、都会的でありながら開放感あふれる雰囲気が魅力となっています。
会場は広大なスペースを持つオールフラットの特設会場で、イベントの規模に応じて柔軟にレイアウトを変更できます。
大型ライブでは5万人規模のキャパシティを持ち、音楽フェスからフードイベントまで多様なイベントに対応可能です。
ただし、屋外会場のため天候の影響を受けやすい点には注意が必要です。
夏場は日差しが強く、雨天時には足元が悪くなる可能性があるため、適切な服装と持ち物の準備が重要となります。
また、段差がないフラットな会場のため、後方の座席からはステージが見えにくい場合があり、双眼鏡の持参が推奨されます。
2. 神奈川 山下ふ頭特設会場へのアクセス方法
電車でのアクセス｜元町・中華街駅からの行き方
最寄り駅はみなとみらい線「元町・中華街駅」で、会場までは徒歩約10分です。
横浜駅からみなとみらい線に乗車すると、急行で約9分、特急で約8分で元町・中華街駅に到着します。
元町・中華街駅の4番出口（マリンタワー口）を出て、後方の横浜マリンタワー方面へ進んでください。
横浜マリンタワーを左手に見ながら海方面へ直進し、山下公園に入ります。
公園内をそのまま海沿いに直進すると、山下ふ頭特設会場の入口に到着します。
東京駅を経由する場合は、東京駅から横浜駅までJR東海道線で約25分、横浜駅からみなとみらい線で約10分となります。
イベント開催時は敷地内への入り口は山下公園ゲートのみとなるため、混雑が予想されます。
時間に余裕を持って出発することをおすすめします。
バスでのアクセス｜横浜駅・桜木町駅からの路線
横浜駅から山下ふ頭特設会場へは、横浜市営バス8系統または58系統を利用できます。
横浜駅東口の2番乗り場からバスに乗車し、「山下ふ頭」バス停で下車すると、徒歩約5分で会場に到着します。
桜木町駅からも同様に、市営バス8系統または58系統が利用可能です。
桜木町駅東口改札を出ると広場があり、ランドマークタワーに続くエスカレーター横の2番乗り場から乗車できます。
山手駅からは市営バス20系統「山下ふ頭」行きの終点で下車すると便利です。
ただし、イベント開催時はバスの混雑が予想されるため、時間に余裕を持った移動計画が必要です。
特に帰りの時間帯は大変混雑するため、電車の利用も検討することをおすすめします。
車でのアクセスと高速道路の最寄り出口
車で山下ふ頭特設会場へアクセスする場合、首都高速湾岸線「新山下出口」が最寄りとなります。
新山下出口から一般道で約5分程度で会場周辺に到着できます。
ただし、山下ふ頭には専用駐車場がありません。
また、多くのイベントでは車での来場が制限されており、公式サイトでも「お客様用の駐車場はございません。ご来場の際は公共交通機関をご利用ください」と案内されています。
会場近辺での駐停車も禁止されているため、車での送迎も遠慮する必要があります。
やむを得ず車で来場する場合は、事前予約可能な周辺のコインパーキングを利用することをおすすめします。
イベント開催時は周辺道路が混雑するため、公共交通機関の利用が最も確実です。
タクシー・フェリーでのアクセス
タクシーを利用する場合、横浜駅から山下ふ頭特設会場までは約15分、料金は約1,500円程度が目安です。
みなとみらい地区や桜木町駅からであれば、約10分、料金は約1,000円前後となります。
ただし、イベント開催時は周辺道路が混雑するため、所要時間が大幅に延びる可能性があります。
また、会場近辺での駐停車が禁止されているため、乗降場所には注意が必要です。
横浜港の水上バス「シーバス」を利用したアクセスも可能です。
シーバスは横浜駅東口、みなとみらい、赤レンガ倉庫、山下公園を結ぶ海上交通で、約25分間のクルージングを楽しみながら移動できます。
山下公園で下船すると、山下ふ頭特設会場まで徒歩圏内です。
予約不要で気軽に利用できるため、観光を兼ねたアクセス方法としておすすめです。
3. 神奈川 山下ふ頭特設会場の駐車場情報
山下ふ頭特設会場周辺の駐車場事情
前述の通り、山下ふ頭特設会場には専用駐車場がありません。
イベント主催者側でも駐車場を用意しないケースがほとんどで、公共交通機関の利用が強く推奨されています。
周辺には山下公園の駐車場や民間のコインパーキングがいくつか存在しますが、イベント開催日は大変混雑します。
山下公園駐車場は222台収容可能ですが、イベント時には早朝から満車になることがほとんどです。
料金は平日30分260円、土日祝30分300円で、最大料金の設定はありません。
そのため、長時間のイベント参加では駐車料金が高額になる可能性があります。
会場周辺の路上駐車は違法であり、レッカー移動の対象となるため絶対に避けてください。
おすすめの予約可能駐車場
どうしても車で来場する必要がある場合は、事前予約可能な駐車場の利用を強くおすすめします。
予約制駐車場サービスを利用すれば、確実に駐車スペースを確保できます。
山下ふ頭から徒歩圏内には以下のような駐車場があります。
- タイムズ山下町第2（徒歩約10分）
- リパーク横浜山下町（徒歩約12分）
- 横浜中華街パーキング（徒歩約15分）
ただし、これらの駐車場もイベント開催日は予約が埋まりやすいため、早めの予約が必要です。
また、横浜駅周辺や桜木町駅周辺の駐車場に車を停め、そこから電車でアクセスする「パークアンドライド」も有効な方法です。
この方法であれば、会場周辺の混雑を避けられ、帰りもスムーズに移動できます。
駐車料金も1日最大料金が設定されている駐車場が多く、経済的にもメリットがあります。
イベント時の駐車場混雑状況と注意点
大型イベント開催時は、山下ふ頭周辺の駐車場は午前中には満車になることがほとんどです。
特に5万人規模のライブが開催される場合、周辺道路も大変混雑し、駐車場探しに1時間以上かかることもあります。
イベント終了後の退出時も、駐車場からの出庫に長時間待つ可能性があります。
山下公園周辺の道路は一方通行が多く、慣れていない方は迷いやすいため注意が必要です。
また、イベント時には交通規制が実施される場合もあり、通常のルートが使えないこともあります。
これらの理由から、イベント主催者側も車での来場を推奨していません。
最も確実で快適なアクセス方法は、やはり電車やバスなどの公共交通機関です。
時間に余裕を持って公共交通機関で来場することを強くおすすめします。
4. 神奈川 山下ふ頭特設会場でのイベント情報
音楽フェス・ライブコンサート開催情報
山下ふ頭特設会場では、大規模な音楽フェスやライブコンサートが定期的に開催されています。
2025年7月には、Mrs. GREEN APPLEのデビュー10周年記念ライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ～FJORD～」が開催されました。
このライブは2日間で計10万人を動員するバンド史上最大規模のイベントとなりました。
開催日は7月26日（土）と27日（日）で、開場15時30分、開演18時、終演21時というスケジュールでした。
稲妻フェスティバルも山下ふ頭特設会場の代表的なイベントで、ロックバンドやアーティストが多数出演します。
横浜セントラルタウンフェスティバル（ハマフェス）は毎年5月に開催され、観覧無料のステージも多く設置されます。
地元横浜を代表するミュージシャンによるライブや、ダンスパフォーマンスなど多彩な内容で楽しめます。
2024年には初音ミクのコンサートも開催され、幅広いジャンルのイベント会場として活用されています。
フードイベント・グルメフェス開催情報
音楽イベントだけでなく、フードイベントやグルメフェスも山下ふ頭特設会場で開催されています。
2025年4月25日から5月6日までの12日間、「THE MEAT YOKOHAMA 2025（ザ・ミート ヨコハマ2025）」が開催されました。
このイベントは入場無料で、全国各地の名店による肉料理が楽しめるグルメフェスです。
営業時間は平日11時から20時、土日祝日は10時から20時で、食券や電子マネー、クレジットカードが利用可能でした。
横浜ならではの海鮮グルメや、地元飲食店が出店するフードイベントも定期的に開催されています。
広大な屋外スペースを活かし、多数の飲食ブースが並ぶ大規模なグルメイベントは山下ふ頭の魅力のひとつです。
海風を感じながら、開放的な雰囲気の中で食事を楽しめるのが特徴です。
イベントによってはビールやワインなどのアルコール類も提供され、横浜の景色を眺めながらの飲食が楽しめます。
会場のキャパシティと座席構成
山下ふ頭特設会場のキャパシティは、イベントの規模や座席構成によって変動します。
最大規模のライブでは約5万人を収容可能で、これは日本国内でも有数の規模です。
過去のイベントでは、DOBERMAN INFINITYのフェスで約1万人、Mrs. GREEN APPLEのライブでは1日あたり5万人が動員されました。
座席構成は、イベントによってアリーナ席、指定席、ファミリー席などに分かれます。
会場は縦に長い長方形の形状をしており、ステージから後方まで距離があります。
段差のないオールフラットな会場のため、後方の座席からはステージが見えにくいという課題があります。
前方のRingo Jamシート（ファンクラブ限定席）は全体の約10%、指定席が約85%、ファミリーシートが約5%という割合が一般的です。
座席番号は公演の3日前に表示される予定となっており、公式アプリで確認できます。
イベント参加時の持ち物と服装の注意点
山下ふ頭特設会場は屋外会場のため、天候対策が非常に重要です。
夏場のイベントでは、日差しが強く気温も高いため、以下の持ち物が必須となります。
- 帽子やサンバイザー（日差し対策）
- 日焼け止め（SPF50以上推奨）
- 冷却タオルやハンディファン（熱中症対策）
- 飲料水（会場内でも購入可能ですが持参を推奨）
- タオル（汗拭き用）
足元対策も重要で、長時間立ちっぱなしになることを考慮し、歩きやすく疲れにくいスニーカーがおすすめです。
女性の場合は厚底の靴を選ぶと、フラットな会場でもステージが見やすくなります。
雨天時には、レインコートや折りたたみ傘、防水バッグなどの準備が必要です。
双眼鏡は必須アイテムで、後方座席では15倍から20倍の倍率がおすすめです。
前方から中程の座席でも、8倍から12倍程度の双眼鏡があるとより楽しめます。
また、モバイルバッテリーも持参すると、電子チケットの表示や写真撮影時に安心です。
5. 神奈川 山下ふ頭特設会場周辺の観光スポット
山下公園と横浜マリンタワー
山下ふ頭特設会場のすぐ隣には、横浜を代表する観光スポット「山下公園」があります。
山下公園は海沿いに広がる開放的な公園で、横浜港の美しい景色を楽しめます。
園内には歴史的な客船「氷川丸」が係留されており、船内を見学することも可能です。
イベント前後の時間を利用して、海風を感じながらの散歩がおすすめです。
山下公園には公衆トイレが3箇所あり、清掃が行き届いているため安心して利用できます。
女性用トイレは最大15個、男性用トイレは13個（うち個室3個）設置されており、イベント時の混雑緩和に役立ちます。
山下公園の目の前には、2022年にリニューアルした横浜マリンタワーがそびえています。
地上94メートルの展望フロアからは、横浜港やみなとみらいの360度パノラマビューが楽しめます。
タワー内にはレストランやラウンジもあり、イベント前後の食事やカフェ利用に最適です。
横浜中華街でグルメ散策
山下ふ頭特設会場から徒歩約10分の場所には、日本最大級の中華街「横浜中華街」があります。
約0.2平方キロメートルのエリアに、600店以上の店舗が軒を連ねています。
本格的な中華料理から食べ歩きグルメまで、異国情緒あふれる食体験が楽しめます。
人気店には、四川料理の重慶飯店、北京ダックの梅蘭、小籠包の南翔饅頭店などがあります。
肉まんや胡麻団子などの食べ歩きグルメも充実しており、イベント前後の腹ごしらえに最適です。
中華街には多くの占いの館もあり、運勢を見てもらうのも楽しみのひとつです。
夜にはライトアップされた門や建物が幻想的な雰囲気を演出し、撮影スポットとしても人気です。
週末や祝日には多くの観光客で賑わうため、時間に余裕を持った訪問をおすすめします。
横浜赤レンガ倉庫とみなとみらい
山下ふ頭特設会場から徒歩約15分の場所には、歴史的建築を活用した「横浜赤レンガ倉庫」があります。
1号館と2号館からなる赤レンガ倉庫は、明治末期から大正初期に建設された歴史的建造物です。
現在はショッピングモールやレストラン、イベントスペースとして活用されており、横浜屈指の人気スポットとなっています。
館内にはおしゃれな雑貨店やカフェ、レストランが入居し、横浜土産の購入にも最適です。
広場では季節ごとにイベントが開催され、冬にはスケートリンクも登場します。
海に面したロケーションで、みなとみらいの高層ビル群を眺めながらの散策が楽しめます。
赤レンガ倉庫からさらに足を延ばせば、みなとみらい地区の観光スポットにもアクセスできます。
横浜ランドマークタワー、コスモクロック21（観覧車）、よこはまコスモワールドなど、横浜のシンボル的施設が集まっています。
イベント参加と合わせて、横浜観光を満喫するプランがおすすめです。
まとめ
この記事では、神奈川の山下ふ頭特設会場について詳しく解説してきました。最後に重要なポイントをまとめます。
- 山下ふ頭特設会場は横浜市中区山下町にある港湾施設で、近年は大型イベントの会場として活用されている
- 最寄り駅はみなとみらい線「元町・中華街駅」で、徒歩約10分でアクセス可能
- 会場には専用駐車場がないため、公共交通機関の利用が強く推奨される
- 大規模ライブでは5万人規模のキャパシティを持ち、日本でも有数の規模を誇る
- 屋外会場のため天候対策が重要で、日差し・雨対策グッズの持参が必須
- オールフラットな会場のため、後方座席では双眼鏡（15倍～20倍）の持参が推奨される
- 周辺には山下公園、横浜中華街、赤レンガ倉庫など人気観光スポットが充実している
- イベント開催時は混雑が予想されるため、時間に余裕を持った行動計画が重要
- 座席番号は公演3日前に公式アプリで確認できる仕組みとなっている
- 音楽フェスだけでなく、フードイベントやアートフェスなど多彩なイベントが開催されている
山下ふ頭特設会場は、横浜の海風を感じながら大型イベントを楽しめる魅力的な会場です。事前の準備をしっかり行い、横浜観光も合わせて楽しんでくださいね。素晴らしいイベント体験になることを願っています。
関連サイト
横浜市公式観光サイト