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「く」から始まる国一覧と基本情報|世界地理を学ぼう

あなたは「『く』から始まる国ってどんな国があるんだろう?」と思ったことはありませんか?結論、「く」から始まる国はクウェートクック諸島クロアチアの3つです。この記事を読むことでそれぞれの国の特徴や魅力がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。

1.「く」から始まる国の基本情報

1.「く」から始まる国の基本情報

「く」から始まる国名で検索すると、主に3つの国が該当します。

それぞれ全く異なる地域に位置し、独特の文化と歴史を持っています。

クウェート(中東の石油国家)

クウェイトはアラビア湾の北西にあり、北緯28度から30度、東経46度から48度に位置している、中東の小国です。

面積は17,818平方キロメートルで、日本の四国よりやや狭い大きさとなっています。

南と南西はサウディアラビア、北と西はイラクと国境を接し、東はアラビア湾に面しています。

人口は約470万人で、そのうちクウェート国籍保有者は全体の約40%にとどまり、残りの60%は外国人労働者が占めるという特徴的な人口構成を持っています。

クック諸島(南太平洋の島国)

クック諸島は、オセアニア東部、ポリネシア東部にある24の珊瑚環礁と火山島からなる立憲君主制国家です。

ニュージーランドと自由連合形態をとり、ニュージーランド王国の構成国の一つとなっています。

面積は約237平方キロメートルで鹿児島県徳之島ほどの大きさに、約2万人の人々が暮らしています。

首都はラロトンガ島にあるアバルアで、15の島々から構成される美しい島国として知られています。

クロアチア(東欧バルカン半島の国)

クロアチアはバルカン半島北西部に位置し、北はスロベニアとハンガリー、東はセルビア、南はボスニア・ヘルツェゴビナと国境を接している国です。

面積は5万6,594平方キロメートルで九州の約1.5倍、人口は約387万人となっています。

国土の南西部はアドリア海に面して美しい海岸が広がり、首都ザグレブを中心とした内陸部には多くの温泉がある自然豊かな国として人気を集めています。

各国の位置と地理的特徴

これら3つの国は地球上の全く異なる場所に位置しています。

クウェートは中東のペルシャ湾最奥部クック諸島は南太平洋のポリネシア地域クロアチアは東南欧のバルカン半島northwestern部という具合に、それぞれが独特の地理的環境を持っています。

それぞれの国が異なる気候帯に属し、文化的背景も大きく異なることから、世界地理を学ぶ上で興味深い比較対象となっています。

2.クウェートの特徴と基本データ

2.クウェートの特徴と基本データ

クウェートは中東地域の代表的な産油国として、独特の政治体制と経済構造を持つ国家です。

立憲君主制国家としての政治体制

クウェートは過去2世紀にわたりサバーハ家が統治している立憲君主制国家です。

1961年6月19日の独立後も同家から選ばれた首長を元首としており、湾岸諸国の中で最も古い憲法と議会制度を有しています。

1962年に制定された憲法に基づき、首長、内閣、国民議会の三者を中心とした統治形態がとられており、1963年には湾岸地域で初めて民選議員から成る国民議会を開催するなど、独立直後から民主化を進めています。

2005年5月には女性の参政権も認められ、同年6月に初の女性閣僚が誕生し、2009年5月の総選挙では初の女性議員4名が誕生するなど、湾岸諸国の中では比較的進歩的な政治制度を持っています。

世界有数の石油埋蔵量と経済構造

クウェートの経済は石油産業が主要産業であり、政府歳入の約9割を石油関連収入が占めています。

確認埋蔵量は世界第4位の埋蔵量があり、2016年現在の生産量は300万バレル/日を超えるという世界有数の産油国です。

このためレンティア国家の一つに数えられ、ほとんどの国民は国家公務員・国営企業の社員として働いています。

石油収入を利用した金融立国や産業の多角化を目指して外国からの投融資環境を整備したため莫大な雇用が創出され、不足している労働力は周辺外国人が補っている状況です。

失業率は1.2%と低水準を維持しており、国民は無税で教育と医療が無料という高福祉国家を実現しています。

アラビア湾に面する地理的環境

国土のほとんどが平坦な砂漠地帯で、山岳地帯や河川は存在しないという地理的特徴を持っています。

夏の気温は50℃を超える厳しい砂漠気候で、生活に必要な水の大部分は海水の蒸留によって確保されています。

湾岸部の低地から西に向かって徐々に土地は高くなっていき、最も標高の高い最西端に位置するアル・シガーヤとサルミーの高地は海抜約300メートルとなっています。

ブビヤン島、ファイラカ島、ワルバ島、ミスカーン島など9つの島嶼も含めた国土総面積となっており、東はアラビア湾に面して195キロメートルの海上国境線を持っています。

多様な民族構成と宗教事情

クウェート国籍保有者の大半はアラブ人だが、イラン系(アヤム)も少なくないという多様な民族構成を持っています。

全人口の半分以上を外国人が占めるという特殊な人口構成で、インド人、パキスタン人、バングラデシュ人など南アジア出身者、東南アジア出身者、アラブ人等中東出身者のほか、欧米出身者も少なくありません。

宗教についてはイスラームが国教で、国民のほとんどがムスリムです。

スンナ派が多数だが、シーア派も30%以上を占めるとされ、クウェート人の中にはわずかながらキリスト教徒も存在しています。

日本との外交関係と震災支援

1961年、日本はクウェートの独立を承認し、1963年に在クウェート日本国大使館を設置し、クウェートは1962年に在日大使館を開設しました。

特筆すべきは東日本大震災における支援で、500万バレルの原油が無償援助され、東日本大震災で被災した三陸鉄道ではクウェート政府の資金援助総額500億円から新車両3両を南リアス線に導入されました。

さらにアクアマリンふくしまの復興に300万ドルの復興支援金を送り、アクアマリンふくしまはその謝意を表すために「クウェート・ふくしま友好記念日本庭園」を整備するなど、深い友好関係を築いています。

3.クック諸島の魅力と独特な国家形態

3.クック諸島の魅力と独特な国家形態

クック諸島は南太平洋に浮かぶ15の島々からなる美しい島国で、独特な政治的地位を持つことでも知られています。

ニュージーランドとの自由連合関係

自由連合関係により防衛(一定限度の外交含む。)についてニュージーランドが責任を負うという特殊な政治的関係を持っています。

1973年に両首相間の書簡交換により「自由連合終了権」を確認し、クック諸島はニュージーランドの合意なしに独立することが可能になりました。

2001年の共同宣言において、クック諸島が主権独立国家として外交を行うことを表明し、国民はニュージーランドの市民権およびパスポートを有し、ニュージーランド人としての権利を持つという状況にあります。

通貨はニュージーランド・ドルが使用され、クック・アイランド・ドルも存在しますが、実際に流通しているのは主にニュージーランド・ドルです。

日本は2011年3月25日にクック諸島を国家として承認し、同年6月の首相夫妻来日を機に外交関係を開設しました。

15の島々からなる美しい自然環境

クック諸島は15の島から構成されていて、赤道より北側のノーザンアイランズと、南側のサザンアイランズに分類できる構造になっています。

ノーザンアイランズにはスワロー島、プカプカ島などがあり、サザンアイランズには首都アバルアと国際空港のあるラロトンガ島などが含まれています。

クック諸島最大の島・ラロトンガ島は1周31kmと小さな島ですが、テ・マンガ山を中心に、まるで生きているかのように隆起する島を森林が生い茂っています。

海だけでなく、熱帯雨林の森林も体験することができる多様な自然環境を持ち、豊かなサンゴ礁で囲まれた美しい島々として世界中から注目されています。

「最後の楽園」と呼ばれる観光資源

周囲にあるハワイ、タヒチ、フィジー、ニューカレドニアよりも観光地化が進んでおらず、手付かずの自然を楽しむことのできるダイヤの原石のようなビーチリゾートとして人気を集めています。

「最後の楽園」と形容されることが多い秘境のビーチリゾートとして世界中の旅好きを魅了する島で、日本人旅行者が少ないため、心置き無く異国情緒を楽しめる環境が整っています。

近年は観光業が、名目GDPの7割程度を占めている観光立国で、観光業の成長により1980年代後半から1990年代初頭にかけては年率6%の実質GDP成長率を誇っていました。

ただし、首都があるラロトンガ島以外の離島では、依然開発が進んでおらず、ラロトンガ島との経済格差が拡大しているという課題も抱えています。

ポリネシア文化と伝統的な生活様式

クック諸島は、ニュージーランドやハワイ、タヒチと同じくポリネシア文化が色濃く残る国です。

何百年も変わらない伝統舞踊は圧巻のパフォーマンスで、ニュージーランドのマオリ族の伝統ダンスの"ハカ"の力強さと、ハワイの"フラダンス"のしなやかさを兼ね備えた質の高いダンスを披露してくれます。

クック諸島の島の分布で、東京都の人口が約1400万人ですから、クック諸島の人口は東京都の人口の0.13%にあたりますという小さな人口規模ながら、豊かな文化的伝統を維持し続けています。

日本との時差は-19時間で日本が19時間進んでおり、例えば日本が5月10日の9時の場合、クック諸島は5月9日の14時となります。

4.クロアチアの歴史と現代の姿

4.クロアチアの歴史と現代の姿

クロアチアは東南欧のバルカン半島に位置する国で、美しい自然と激動の歴史を持つ魅力的な国家です。

ユーゴスラビアからの独立と民主化

1991年にユーゴスラビア社会主義連邦共和国から独立を宣言しましたが、連邦軍はクロアチアに本格介入し、内戦に突入しましたという困難な独立過程を経験しました。

1992年に国連加盟を果たし、1995年にセルビア人勢力と和平協定を調印し、1991~95年の民族紛争の結果、国内の民族構成が大きく変化しました。

クロアチア人は75%から90%に、セルビア人は12%から4.5%となり、2009年にNATO加盟、2013年にはEU加盟を果たして西欧諸国との統合を深めています。

1990年の憲法制定以来、クロアチアは民主主義を標榜している国家で、1990年から2000年までは半大統領制、それ以降は議院内閣制を採用しています。

国家元首である共和国大統領は国民の直接選挙による選出で、任期は5年、2期までと定められ、健全な民主主義国家として発展を続けています。

アドリア海沿岸の美しい観光地

13~16世紀に海上交易都市として栄えたドブロブニク旧市街は、観光客に人気があります。

「アドリア海の真珠」と呼ばれるドブロブニクは、アドリア海に面してオレンジ色の瓦屋根の街並みが広がる景色がとても美しく、世界中の観光客を魅了しています。

16の湖と92の滝を持つ国立公園には、ヨーロッパでも屈指の美しさを誇る自然が広がっていますプリトヴィッツェ湖群国立公園は、石灰岩層がつくり出した貴重な水系と自然美を合わせて世界遺産に登録されています。

1200以上の島々を持つマリンリゾートとして、アドリア海に浮かぶ細長いフバル島はヨーロッパ屈指のリゾート地として知られ、夏のバカンスシーズンには多くのヨーロッパ人観光客が訪れます。

ジブリ映画の舞台としても有名な街並み

日本人がクロアチアに惹かれる理由の1つとして、ジブリ映画と縁があるところも大きいです。

魔女の宅急便と紅の豚の2作品の舞台になったと言われており、中世ヨーロッパの面影を残す美しい街並みが日本人観光客に特に人気を集めています。

また、世界的に大ヒットしたドラマゲーム・オブ・スローンズの撮影のロケ地としても使われたことで国際的な注目度が上がってきており、映画やドラマのロケ地巡りを目的とした観光客も増加しています。

首都ザグレブには中世ヨーロッパの雰囲気が残る街並みがあり、石の門や聖マルコ教会など歴史的建造物が点在し、まるでおとぎ話の世界に迷い込んだような美しい風景を楽しむことができます。

サッカー強国としての国際的地位

FIFAワールドカップ2022の決勝トーナメントで日本と対戦した国「クロアチア」として記憶に新しく、サッカーの強い国として世界的に知られています。

人口約387万人という小国でありながら、常にワールドカップやヨーロッパ選手権で上位進出を果たす強豪国として、国際サッカー界での地位を確立しています。

クロアチアの国技であるハンドボールと水球も盛んで、特に水球では世界トップレベルの実力を持ち、オリンピックでもメダルを獲得する常連国となっています。

スポーツを通じた国際交流も活発で、日本との間でもサッカーを中心とした文化交流が盛んに行われています。

EU加盟国としての経済発展

クロアチアでは、小麦やとうもろこし、オリーブなどが栽培され、造船業やワインづくりも盛んです。

特に日本の対クロアチア貿易の特色として、輸入の40.6%(2020年)がアドリア海で養殖されたマグロという興味深い貿易関係を持っています。

2023年1月1日よりユーロが導入され、EU加盟国としての経済統合がさらに進んでいます。

名産の高級食材トリュフの産地としても有名で、「トリュフの森」はイストゥラ半島中央のモトブン周囲に広がり、秋には黒トリュフだけでなく珍品の白トリュフも見つかります。

ワインやオリーブオイルの産地としてもヨーロッパの有名なコンテストで金賞を獲得するほどの実力派の農園が数多くあり、観光業と併せて重要な収入源となっています。

まとめ

この記事では「く」から始まる国について詳しく解説しました。重要なポイントを以下にまとめます:

• 「く」から始まる国はクウェートクック諸島クロアチアの3か国である
クウェートは中東の立憲君主制国家で世界有数の石油埋蔵量を持つ
クック諸島は南太平洋の15の島々からなりニュージーランドと自由連合関係にある
クロアチアは東南欧バルカン半島の国でアドリア海の美しい海岸線を持つ
• 各国とも日本と良好な外交関係を築いており文化交流も盛んである
• それぞれが異なる地理的環境と独特の政治体制・経済構造を持っている
• 観光資源に恵まれており世界中から多くの観光客を集めている
• 歴史的背景や文化的特徴もそれぞれ大きく異なる興味深い国々である

世界には多様な国々が存在し、それぞれが独自の魅力を持っています。これらの国々について学ぶことで、より豊かな国際理解を深めることができるでしょう。ぜひ機会があれば実際に訪れてみて、それぞれの国の魅力を肌で感じてみてください。

関連サイト

外務省 - 各国・地域情勢
外務省 - クウェート基礎データ

-教育・学習・教養