あなたは「JTの株を100株買ったら配当金はいくらもらえるのだろう」と気になったことはありませんか?結論、2025年12月期の配当予想は1株234円で、100株保有なら年間23,400円の配当金を受け取れる見込みです。この記事を読むことでJTの配当金額、受取時期、高配当を維持できる理由がわかるようになりますよ。ぜひ最後まで読んでください。
1.JTの配当金は100株でいくら受け取れる?

2025年の配当予想は1株234円
2025年12月期のJTの配当金は、1株あたり234円の予想となっています。
当初は194円の予想でしたが、業績好調を受けて2度の上方修正が行われました。
7月に208円へ増額され、さらに10月には234円へと引き上げられています。
この配当予想は、たばこ事業の好調な業績と株主還元方針に基づいて決定されたものです。
100株保有で年間23,400円の配当金
JT株を100株保有している場合、年間で23,400円の配当金を受け取れる計算になります。
これは1株234円×100株という計算式で算出できます。
前期の配当金194円と比較すると、1年間で40円の増配となり、配当金額は約20.6%増加することになります。
配当金は中間配当と期末配当の年2回に分けて支払われるため、それぞれのタイミングで受け取ることができます。
税引後の実際の手取り額は18,645円
配当金には20.315%の税金がかかるため、実際に受け取れる金額は額面よりも少なくなります。
23,400円の配当金に対して、所得税15.315%と住民税5%が源泉徴収されます。
税引後の手取り額は約18,645円となります。
ただし、NISA口座で株式を保有している場合は、配当金が非課税となるため、満額の23,400円を受け取ることができます。
中間配当と期末配当の年2回支給
JTの配当金は、中間配当と期末配当の年2回支払われる仕組みです。
2025年12月期の配当予想234円は、中間配当104円と期末配当130円の合計額です。
中間配当は6月末が権利確定日で9月上旬に支払われ、期末配当は12月末が権利確定日で翌年3月下旬に支払われます。
年2回に分けて配当を受け取ることで、定期的なキャッシュフローを確保できるメリットがあります。
2.JTの配当金の受取時期と権利確定日

中間配当の権利確定日と支払日
JTの中間配当は、6月30日が権利確定日となっています。
配当金を受け取るためには、権利確定日の2営業日前である権利付き最終日までに株式を保有している必要があります。
2025年の場合、6月26日15時30分までに株式を購入すれば、中間配当を受け取る権利が得られます。
中間配当金の支払いは9月上旬に開始され、指定した口座に振り込まれます。
期末配当の権利確定日と支払日
期末配当の権利確定日は12月30日です。
2025年の権利付き最終日は12月26日となるため、この日の取引終了時点で株式を保有していれば配当を受け取れます。
期末配当金の支払いは、翌年の3月下旬に開始される予定です。
定時株主総会での承認後に支払いが行われるため、中間配当よりも支払時期が遅くなります。
権利付き最終日と権利落ち日の違い
権利付き最終日とは、その日の取引終了時点で株式を保有していれば配当や株主優待の権利が得られる最終日のことです。
一方、権利落ち日は権利付き最終日の翌営業日で、この日以降に株式を購入しても配当金を受け取ることはできません。
権利確定日の2営業日前が権利付き最終日となるのは、株式の受渡しに2営業日かかるためです。
権利落ち日には株価が配当金分下落する傾向があるため、売買のタイミングには注意が必要です。
配当金の受取方法3つを比較
JTの配当金を受け取る方法には、以下の3つの方式があります。
株式数比例配分方式は、証券会社の取引口座で配当金を受け取る方法で、NISA口座で非課税の恩恵を受けるには必ずこの方式を選択する必要があります。
登録配当金受領口座方式は、指定した1つの銀行口座ですべての銘柄の配当金を受け取る方法です。
個別銘柄指定方式は、保有する銘柄ごとに異なる銀行口座を指定できる方法で、資金管理がしやすいメリットがあります。
なお、現金で受け取る配当金領収証方式もありますが、安全性と利便性の観点から口座振込をおすすめします。
3.JTが高配当を維持できる理由

配当利回り4%超の高水準を継続
JTの配当利回りは4%を超える水準を維持しており、東証プライム市場の平均2.0〜2.5%を大きく上回っています。
2025年12月27日時点の株価5,759円で計算すると、配当利回りは約4.06%となります。
過去4年間を見ても、JTの配当利回りは常に4〜7%の高水準で推移してきました。
この高い配当利回りは、安定的な収益基盤と株主還元を重視する経営方針によって実現されています。
世界第3位のたばこメーカーとしての強み
JTは世界第3位のたばこメーカーとして、国内外で高いシェアを占めています。
国内市場では約60%のシェアを持ち、圧倒的な地位を確保しています。
海外でもフィリピンで42.4%、トルコで40%超、ロシアで35%を超えるシェアを獲得しています。
2025年1〜9月期の業績では、たばこ事業の好調により売上収益が前年同期比13.2%増となり、営業利益も20.8%増と大幅に伸びました。
配当性向75%を目安とする株主還元方針
JTは配当性向75%を目安とする明確な株主還元方針を掲げています。
この方針は、中長期的な利益成長と株主還元のバランスを重視したものです。
実際に2025年12月期の配当性向は76.5%となる見込みで、方針通りの水準を維持しています。
強固な財務基盤を維持しつつ、配当を通じた株主還元を積極的に行う姿勢が、高配当の継続につながっています。
海外市場での高いシェア率
JTの強みは、海外たばこ事業における高いシェア率にあります。
主要市場であるロシア、トルコ、フィリピンなどで、2024年もシェア率が伸び続けています。
為替一定ベースの調整後営業利益は前年同期比27.2%増と大幅に成長しました。
加熱式たばこの新製品「プルーム・オーラ」も好調で、国内での加熱式たばこシェアは15%に達し、3位から2位に浮上しました。
4.JTの配当金に関する注意点と活用法
配当金にかかる税金の仕組み
配当金には所得税15.315%と住民税5%の合計20.315%の税金がかかります。
この税金は配当金の支払い時に自動的に源泉徴収されるため、手取り額は額面の約79.7%となります。
例えば23,400円の配当金の場合、所得税が約3,584円、住民税が1,170円差し引かれ、手取りは約18,646円になります。
確定申告を行うことで配当控除を受けられる場合もありますが、NISA口座なら最初から非課税となるため手続きが不要です。
NISA口座での非課税運用のメリット
NISA口座でJT株を保有すると、配当金が完全に非課税となります。
成長投資枠を活用すれば、年間240万円まで非課税で投資できます。
配当金を非課税で受け取るには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式」に設定する必要があります。
例えば100株保有で23,400円の配当金を受け取る場合、通常口座なら約18,646円の手取りですが、NISA口座なら満額の23,400円を受け取れます。
株主優待廃止後の還元方針
JTは2023年を最後に株主優待制度を廃止しました。
廃止の理由は、株主への公平な利益還元のあり方という観点から、配当による利益還元に集約することが適切と判断したためです。
優待廃止後も配当性向70%以上の高水準を維持しており、配当金での株主還元を強化しています。
2023年12月期から3期連続で配当金194円を維持し、2025年12月期には234円へと大幅増配する見込みです。
過去の配当金推移と今後の見通し
JTの配当金は、2016年から2019年まで「130円→140円→150円→154円」と順調に増配してきました。
2020年はコロナ禍の影響で増配がストップし、2021年には上場来初の減配となりました。
しかし2022年以降は業績回復により再び増配傾向に転じ、2023年には過去最高の194円まで回復しました。
2024年はカナダでの訴訟損失引当金の計上により純利益が減少しましたが、2025年12月期には業績が大きく回復し、配当金も234円へと増額される見通しです。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- JTの2025年12月期配当予想は1株234円で、100株保有なら年間23,400円を受け取れる
- 税引後の手取り額は約18,645円だが、NISA口座なら満額の23,400円を非課税で受け取れる
- 配当金は中間配当(9月上旬)と期末配当(3月下旬)の年2回に分けて支払われる
- 配当利回りは約4.06%と東証プライム平均の2倍近い高水準を維持している
- 世界第3位のたばこメーカーとして国内外で高いシェアを持ち、安定した収益基盤がある
- 配当性向75%を目安とする明確な株主還元方針により高配当が継続されている
- 2025年は業績好調により2度の増配が行われ、前期比40円増の大幅増配となった
- 株主優待は廃止されたが、その分配当での株主還元が強化されている
JTは高い配当利回りと安定した事業基盤を持つ魅力的な高配当株です。NISA口座を活用すれば、配当金を非課税で受け取ることもできます。投資を検討される際は、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて判断してください。
関連サイト: JTウェブサイト