あなたは「ラサール グローバル リート」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?世界の不動産に投資できる投資信託として注目されているこのファンドですが、実際にどのような特徴があり、どんなリスクがあるのか気になりますよね。この記事を読むことで、ラサール グローバル リートの基本的な仕組みから、メリット・デメリット、購入方法までしっかり理解できるようになります。ぜひ最後まで読んで、あなたの資産運用の選択肢を広げてください。
Contents
1.ラサール グローバル リートの基礎知識

ラサール グローバル リートとは何か
ラサール グローバル リート(正式名称:ラサール・グローバルREITファンド)は、世界各国の不動産投資信託に投資を行う投資信託です。
日興アセットマネジメントが運用する国際不動産投資信託で、2004年に設定されて以来、長い運用実績を持っています。
このファンドの最大の特徴は、世界中のREIT市場に分散投資することで、安定した分配金収入を目指している点にあります。
個人投資家が直接海外の不動産投資信託を購入するのは難しいですが、このファンドを通じて手軽に世界の不動産市場にアクセスできるのです。
ファンドの運用方針と投資対象
ラサール グローバル リートは、世界REITマザーファンドへの投資を通じて運用されています。
投資対象は主に米国、英国、カナダ、日本、オーストラリアなどの先進国を中心とした上場不動産投資信託です。
運用方針としては、比較的高い分配金利回りを安定的に獲得することと、中長期的な信託財産の成長を目指しています。
地域別では米国が約7割を占めており、世界最大のREIT市場である米国市場の恩恵を受けやすい構成となっています。
また、不動産のセクターもオフィス、商業施設、住宅、物流施設、データセンターなど多岐にわたり、幅広い分散が図られています。
ラサール社の運用体制と実績
マザーファンドの運用は、世界的な不動産運用会社であるラサール インベストメント マネージメント セキュリティーズ エルエルシーに委託されています。
ラサール社は1968年に設立された不動産投資運用会社で、世界各国で豊富な不動産運用実績を持つプロフェッショナル集団です。
同社の強みは、グローバルなネットワークと不動産市場に関する深い知見にあります。
世界各地に拠点を持ち、現地の不動産市場動向をリアルタイムで把握しながら、最適な投資判断を行っています。
この専門性の高い運用体制が、ラサール グローバル リートの信頼性を支えているのです。
毎月分配型と年1回決算型の違い
ラサール グローバル リートには、毎月分配型と年1回決算型の2つのタイプがあります。
毎月分配型は、毎月5日に決算を行い、原則として毎月分配金を受け取ることができるタイプです。
定期的な収入を重視する投資家に適しており、安定したキャッシュフローを求める方に人気があります。
一方、年1回決算型は年に1回の決算で、分配金の支払い回数を抑えることで、複利効果を活かした資産成長を目指すことができます。
どちらを選ぶかは、あなたの投資目的やライフスタイルによって決めるとよいでしょう。
2.ラサール グローバル リートのメリットと特徴

世界の不動産に分散投資できる仕組み
ラサール グローバル リート最大の魅力は、1つのファンドで世界中の不動産市場に投資できる点です。
個人で海外の不動産や海外REITに投資するには、情報収集や手続きなど多くのハードルがありますが、このファンドなら手軽に実現できます。
地域分散によってリスクを抑えながら、各国の不動産市場の成長機会を捉えることができます。
たとえば、ある国の不動産市場が低迷していても、他の国の市場が好調であれば、全体としてバランスの取れた運用が期待できるのです。
また、データセンターや物流施設など、日本のJ-REITでは投資機会が限られるセクターにもアクセスできる点も見逃せません。
比較的高い分配金利回りの魅力
REITは一般的に、収益の大部分を投資家に分配する仕組みを持っています。
ラサール グローバル リートも、世界各国のREITから得られる賃料収入などを原資として、比較的高い分配金利回りを提供してきました。
インフレ環境下では賃料が上昇しやすく、REITの分配金も増加する傾向があります。
物価が上昇すると不動産の賃料も連動して上がりやすいため、インフレ対策としても注目されています。
ただし、分配金額は運用状況によって変動するため、必ずしも一定額が保証されるわけではない点は理解しておきましょう。
少額から始められる手軽さ
実物不動産投資には数千万円から数億円の資金が必要ですが、ラサール グローバル リートなら数万円程度から投資を始められます。
多くの証券会社では、最低購入金額が1万円程度に設定されており、ネット証券を利用すれば100円から積立投資も可能です。
この手軽さは、投資初心者や資金に余裕がない方にとって大きなメリットとなります。
少額から世界の優良不動産に間接的に投資できるという点で、資産運用の選択肢を大きく広げてくれます。
積立投資を活用すれば、時間分散の効果も期待でき、リスクを抑えながら投資を続けられます。
為替ヘッジなしで為替差益も狙える
ラサール グローバル リートは、原則として為替ヘッジを行わない運用方針を採用しています。
これは、為替変動リスクがある一方で、円安時には為替差益を得られる可能性があることを意味します。
たとえば、投資時に1ドル=100円だった為替レートが、売却時に1ドル=150円になっていれば、外貨建ての資産価値が円換算で50%増加することになります。
また、為替ヘッジには一定のコストがかかるため、ヘッジを行わないことでそのコスト負担を回避できるというメリットもあります。
長期的に見れば、世界経済の成長とともに外貨建て資産の価値が高まる可能性も期待できるでしょう。
3.ラサール グローバル リートのリスクと注意点

基準価額の変動リスク
投資信託である以上、基準価額は日々変動し、元本割れのリスクがあります。
不動産市場の動向、金利環境、景気サイクルなど、さまざまな要因によって価格は上下します。
特に金利が上昇する局面では、REITの借入コストが増加し、配当利回りの魅力が相対的に低下するため、価格が下落しやすい傾向があります。
また、2020年のコロナショックのような急激な市場変動時には、REIT市場全体が大きく下落することもあります。
長期投資を前提とし、短期的な価格変動に一喜一憂しない姿勢が重要です。
為替変動による影響
為替ヘッジを行わないことは、為替リスクを直接的に負うことを意味します。
円高に進むと、外貨建て資産の円換算での価値が目減りし、為替差損が発生する可能性があります。
たとえば、1ドル=150円で投資した資産が、1ドル=100円になれば、ドルベースで価値が変わらなくても円換算では約33%の損失となります。
為替は予測が難しく、経済政策や国際情勢など多くの要因に影響されるため、コントロールが困難なリスクといえます。
分散投資の一環として、為替リスクを許容できる範囲で投資することが賢明です。
信託報酬などのコスト面
ラサール グローバル リートの信託報酬は、年率1.65%(税込)程度となっています。
これは、国内株式インデックスファンド(0.1%程度)と比較すると、かなり高いコストといえます。
信託報酬は保有期間中、継続的に発生するコストであり、長期保有すればするほど累積的な負担は大きくなります。
また、購入時手数料は多くのネット証券では無料となっていますが、販売会社によっては手数料がかかる場合もあります。
コストは確実にリターンを押し下げる要因となるため、投資前にしっかりと確認しておきましょう。
分配金減額の可能性
過去には安定的な分配を行ってきたラサール グローバル リートですが、分配金額は保証されていません。
運用状況が悪化すれば、分配金が減額されたり、支払われなくなったりする可能性があります。
実際、金利上昇局面や不動産市場の低迷期には、分配金の引き下げが行われたケースもあります。
分配金を生活費の一部として当てにしている場合、減額は家計に直接的な影響を及ぼします。
分配金は運用成果の一部であり、安定した給与のようなものではないという認識を持つことが大切です。
新NISA非対応という制約
ラサール グローバル リートは、2024年に始まった新NISAの対象商品ではありません。
新NISAを活用すれば、運用益が非課税となる大きなメリットがありますが、このファンドではその恩恵を受けられないのです。
分配金や売却益には、約20%の税金がかかるため、税引後のリターンは見た目よりも少なくなります。
新NISAで資産形成を考えている方にとっては、このファンドは選択肢から外れることになるでしょう。
税制優遇を最大限活用したい場合は、新NISA対象のグローバルREITインデックスファンドなどを検討するのも一案です。
4.ラサール グローバル リートの購入方法と選び方

取扱証券会社の比較
ラサール グローバル リートは、楽天証券、SBI証券、マネックス証券、野村證券、大和証券など多くの証券会社で取り扱われています。
ネット証券では購入時手数料が無料となっているケースが多く、コストを抑えて投資できます。
一方、対面型の証券会社では、担当者からアドバイスを受けられるというメリットがあります。
投資信託の取引では、各証券会社のポイントプログラムやサービス内容にも違いがあるため、総合的に比較検討することが重要です。
自分の投資スタイルやサポートの必要性に応じて、最適な証券会社を選びましょう。
購入時の手数料について
多くのネット証券では、投資信託の購入時手数料が無料(ノーロード)となっています。
楽天証券、SBI証券、マネックス証券などの主要ネット証券は、すべて購入時手数料無料でラサール グローバル リートを取り扱っています。
一方、対面型の証券会社や銀行窓口では、購入金額の数%の手数料がかかることがあります。
同じファンドでも購入する場所によってコストが大きく異なるため、事前の確認が必須です。
特に初めて投資信託を購入する方は、手数料無料のネット証券から始めるのがおすすめです。
受取型と再投資型の選択ポイント
分配金コースには、受取型と再投資型の2つがあります。
受取型は、分配金を現金として総合口座で受け取るコースで、定期的なキャッシュフローを得たい方に適しています。
再投資型は、分配金を自動的に同じファンドに再投資するコースで、複利効果を活かして資産を成長させたい方向けです。
再投資型では、分配金にかかる税金が繰り延べられるため、税効率の面でも有利になります。
ただし、再投資型でも分配金には税金がかかるため、完全な非課税ではない点に注意が必要です。
類似ファンドとの比較検討
ラサール グローバル リート以外にも、グローバルREITに投資するファンドは多数あります。
たとえば、三井住友トラスト・グローバルREITファンドやダイワ・グローバルREIT・オープンなども人気があります。
また、信託報酬が低いインデックス型のグローバルREITファンドも選択肢として検討する価値があります。
インデックス型は信託報酬が0.3%程度と低く、長期投資ではコスト面で有利になる可能性があります。
複数のファンドの運用成績、コスト、投資方針などを比較し、自分の投資目的に最も合ったものを選ぶことが大切です。
まとめ
- ラサール グローバル リートは世界の不動産投資信託に分散投資できる投資信託である
- ラサール社という世界的な不動産運用会社が運用を担当し、豊富な実績と専門性を持つ
- 毎月分配型と年1回決算型の2つのタイプがあり、投資目的に応じて選択できる
- 少額から世界の不動産市場に投資でき、比較的高い分配金利回りが魅力である
- 為替ヘッジを行わないため、円安時には為替差益を得られる可能性がある
- 基準価額の変動リスクや為替変動リスクがあり、元本割れの可能性がある
- 信託報酬が年率1.65%程度とやや高めで、長期保有時のコスト負担に注意が必要
- 分配金は運用状況により減額される可能性があり、安定的な収入とは限らない
- 新NISA非対応のため、税制優遇のメリットを受けられない
- ネット証券なら購入時手数料無料で購入でき、コストを抑えられる
ラサール グローバル リートは、世界の不動産市場に手軽に投資できる魅力的なファンドです。メリットとリスクをしっかり理解した上で、あなたの資産運用計画に合わせて検討してみてください。分散投資の一環として、ポートフォリオに組み入れることで、より安定した資産形成を目指せるでしょう。
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